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大宮国際中等教育学校の生徒さんからのインタビューに答えました。
高校生が「多文化共生」に興味を持ち、探求学習の研究課題としてくれるのはとてもうれしいです。
外国ルーツの子どもたちへのいじめについて
文科省が発表したデータによれば2024年度に認知された「いじめ」の件数は76万9022件で、前年度から5%増加して過去最多を更新。いじめの態様では「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われた」が最多の58.5%を占めた。しかし、近年は”日本人ファースト”などの言葉が曲解され、外国にルーツを持つ児童へのいじめも増えてきたといわれています。
外国ルーツの子どもたちへのいじめ等がどのように起こるのかについては、外国人の子どもたちは当然、日本のこどもたちと異なる文化的背景や生活パターンを持っており、それらが違和感につながりそれが原因になったり、特に家族の都合や宗教的な違いで学校を休むなどのちょっとしたことでも、周囲のこどもたちが違和感を持つことなどもいじめのきっかけとなると説明した。しかし一方で、クラスには味方になってくれる子どもたちもいて、大人以上に子どもたちには、多様性に柔軟な理解も見られると説明した。
外国にルーツを持つこどもたちの日本語能力
日本の学校における外国ルーツの子どもたちの日本語能力について、年齢や学年による日本語能力の違い、小学校から中学校への移行時には日本語能力に大きな違いがある。年齢よりも個人の生活経験や家庭環境が日本語習得に大きな影響を与えること、特に敬語の使用についても言語の複雑さが難しい。また、ペラペラと話しているから、この子は日本語ができるというわけではない場合がある。生活日本語はOKだが学習日本語においては全くできないことがあることも理解する必要がある。
外国人の子どもたちの日本語学習課題
外国人学生が日本語学習に取り組む際の動機について説明した。外国人家庭では、親が日本語を本気で学ぶ意欲が低い場合もある、英語を主流言語としている国での教育背景が日本語学習への集中を阻害している。また、子どもにしてみると親がいつ帰国するかもわからず、日本語を本気で学ぶ意欲が弱い場合もある。しかし、家族滞在の年齢の間では、日本語ができなくとも何とかなるが、親の家族滞在から離れるときは、自分の在留資格が必要になる。その時日本語ができないと在留許可が下りない等困ることになる。また、日本語が理解できないと学校からの通知や連絡が理解困難であること、特に避難訓練や宿泊行事などの日本特有の行事について、多くの外国人家庭が日本語によるコミュニケーションに困難を抱えていることを説明した。
外国ルーツの子どもたちへの支援
外国ルーツの子どもたちへの支援について、NPOとして就学支援やガイダンス、個別相談を提供しており、特に通訳の必要性を強調した。また子どもたちに主体的に学校選択をさせることの重要性について説明した、学校からの通知・連絡を外国人保護者が理解しやすいよう、図解を用いたお知らせ資料の作成・改善が必要である。進学・就学に関する個別相談(Zoom等を用いたガイダンス)を継続し、必要に応じて通訳による支援も行う。
インタビューを終わっての感想
本日は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
実際に現場でご活躍されている皆様から貴重なお話を伺うことができ、外国にルーツを持つ子どもたちが学校で置かれている状況について、理解を深めることができました。
特に印象に残ったのは、子どもたちが日本語を学ぼうとする動機に、保護者の仕事や日本での生活状況が関係しているというお話です。日本語は習得が難しく、学ぶ目的や必要性を感じられなければ、積極的に覚えようとする意欲が薄れてしまう可能性があることに気づきました。
だからこそ、子どもたちが気軽に日本語に触れられる機会を増やし、日本語に対する抵抗感を減らし、クラスメイトなどと安心してコミュニケーションを取れるような環境をつくることが重要だと考えました。
また、いじめに関するお話から、外国にルーツを持つ子どもたちだけでなく、受け入れる側の子どもや教員も、相手の文化的背景を理解し、歩み寄る姿勢を持つことが欠かせないと感じました。少数派の人々に対して偏見を持たず、互いに対話できる姿勢を育てる教育も、多文化共生を実現するための重要な取り組みの一つであると考えるようになりました。
本日伺ったお話を、今後の探究活動に生かして、社会に還元できるように頑張ります。
改めまして、貴重なお話をしていただき、誠にありがとうございました。

















