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夜間中学に学校訪問してきました
9月23日の都立高校進学ガイダンスに向けて、高校だけでなく、中学校も含めて、詳しい実態を知るため。スタッフで学校訪問を行っています。足立第四中学校の夜間学級でもお話を伺ってきました。現在、在京外国人は37名 全体47名、およそ3/4が外国人です。中国、フィリッピン、ネパール、が多いが、他にカンボジア、バングラデシュ、台湾、国籍は日本だがパキスタン語を話す方もいます。それ以外も多様な国の方が入学しています。
夜間中学の目的は
夜間中学の目的は、ご存じのように戦後間もない混乱期に生活困窮などから義務教育を受けられなかった人々や、不登校などの理由で中学校に通えなかった人を対象に運営されてきましたが、日本で就労する外国人が増加するにつれて、現在では在留外国籍の人々に対しても、中学校教育の機会を提供し、日本語教育を含めた「学び直し」を支援することが多くなってきています。もちろん日本人もいます。年齢は16歳から73歳まで様々な年齢がいます。半分ぐらいが働いているようでした。16歳以上であれば、一度中学を卒業した人も入れます。入学試験はなくて、入りたい人が来れば随時入学できます。学費は無料です。入学試験もありません。
入学したあとは、日本語のアセスメントテストを受けてもらって習熟度別にクラス分けをするのだそうです。夜間ですから、働きながら学べる学校です。令和2年では、全国で17校、東京には8校あります。全区にあるわけではありません。
教員は、教員免許は、教科の免許ですが、日本語指導も必要になります
現実は、日本語担当の先生たちの、努力によって支えられていると感じました。夜間学校の役目は、日本語だけでなく、何らかの理由で、義務教育を受けられなかった方や、不登校でどうしても学校に通えなかった方などの学び直しの場でもあります。素晴らしいのは、多様な年齢や国籍の生徒がいて多様性を持ち、教室内で相互に刺激しあい、自助的に教えあっているようで、教育の原点的な場所とも考えられます。もう一度学び直しをして、高校に入る生徒もおり、在京入試ではない一般入試で受検するようです。
定時制高校で、多様な国籍と、年齢の人がともに学ぶ良さを経験したことを思い出しました。。
私も、高校で最初に教えたのは、定時制高校で、そこで、クラスにいた、ベトナムからのボートピープル、台湾から来た女性で印刷機のビジネスのために学び直す方、戦後、義務教育を受けられなかったが日本光学でレンズを作る高齢の職人男性がいましたが、この方たちがいたことで、日本人の生徒がその努力の姿を見て、真面目に頑張り、休み時間に年齢を超えた交流を行っていたのが印象的でした。日本人の生徒たちにとって、多様な環境で学べたことは大きな利点だったと思って入ます。