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2026年8月6日から7日第63回全国国際教育研究大会 京都大会
が開かれました。場所は京都国際交流会館でした
全国国際教育協会は共催という立場で、理事長高田(元全国国際教育研究協議会会長)と副理事長斉藤(元全国国際教育研究協議会事務局長)が参加させていただきました。
初日は、第46回高校生英語弁論大会 参加者9名(ブロック代表者)
午後は第26回高校生日本語弁論大会参加者5名(ブロック代表者)
それぞれ、素晴らしい発表で、生徒のみなさんの、準備、努力が大変だっただろうと思いました。
ただ気になったのは、教育研究大会なのに、初日最も重要な先生方の教育研究発表はありませんでした。
ウスピ・サコ氏講演
14:35~16:00 記念講演 グローバル時代のともに生きる力を育む国際教育~自分を知り、他者と出会い、世界とつながる~
ウスピ・サコ氏東京都公立大学法人理事/東京都立大学 特任教授/京都精華大学 元学長・名誉教授(マリ共和国出身現在日本に帰化しています)
サコ氏の講演は引き込まれました。多文化共生は避けられないテーマとして、自分がマリから日本に来た時に感じた。日本は同調圧力が強く、違った意見を発表しづらい社会と考え、「違い」との出会いを国際教育の出発点としてとらえグローバル時代に求められる「ともに生きる力」につて述べてくれました。
マリでは、友達の友達が家にきて帰らずずっといる。毎日ホームパーティーを開く。日本でも、そこまでとは言わないが、適度に迷惑をかけあう関係、長期の貸し借りがあってもよいのではないか。「違い」は学びの入り口で、頼られる社会があってもよいのではないかと話してくれました。マリでは子どもたちは夫婦だけのものではなく、地域の子であり、みんなの子だということも、私自身も、マリのお隣のセネガル協力隊員だったので、家には家族以外の誰かがいつも居候でいるという話には大いに納得しました。
弁論大会表彰式 で初日終了
第15回高校生国際理解・国際協力に関する研究発表
2日目は、10:40分まで第15回高校生国際理解・国際協力に関する研究発表
生徒の研究発表では、多様な課題を高校生が、実際の活動で解決しようとしている姿がみえました。しかも学校の中で解決するのではなく、人と人との交流を通じてつながりを拡げ、地域に出て活動を進めている活動が印象的でした。どの学校も素晴らしい発表でした。
クリスティーナ・チースレロバー氏講演と生徒のワークショップ
10:50~12:05 生徒のワークショップ
講演 茶道、そして日本文化の魅力を世界に発信しよう!
講師クリスティーナ・チースレロバー氏(チェコ共和国プラハ出身)
チェコ出身のティーアンバサダー、茶道家、臨済宗の寺院の住職夫人です。京都の有斐斎弘道館などで、英語を交えた茶道講座や趣向を凝らした茶会(月釜)の席主を務めています。
生徒は呈茶体験
最後は生徒研究発表表彰式
これで終了で13:00ごろでした。
全体を通しての感想
初日も教師発表がなく、この日は誌上に載っている2本の発表がなされるものと待っていましたが、結局時間が押したということで
教師研究発表は誌上のみということでした。京都の事務局の皆さんが運営に全力で頑張っている姿は十分感じました。
以前は、「英語弁論」だけで「教員発表」は時間がとれました。そこに、「日本語弁論大会」が増え、教員研究発表のため、まえには、生徒発表は裏番組として、教員発表を同じ会場でも並行して実施したこともありました。さらに「生徒研究発表」が増えた現在、どう考えても、2日の間に教師発表の時間は取れないでしょう。
だからといって研究の目的である教師の研究発表の時間をなくしてしまうというのはさすがにまずいのではないでしょうか。生徒の日本語、英語弁論大会にしても、それはそれで、別日程でコンテストやコンクールとして実施することも考えられますし。同様のコンクール・コンテストに誘導してもいいでしょう。英語弁論大会は「高文連」でスピーチコンテストとして実施していますし、日本語弁論大会は高校生だけではないですが「日本国際交流基金」でも実施しています、「国際理解・国際協力に対する生徒研究発表」もエッセイコンテスト終了後のJICAによる「SDGsQUESTみらい甲子園」が始まりましたがまだ評価はわかりません。しかし、削れるものは削り本質の教師発表を拡大することが必要だと感じました。
加盟県が激減しているのは、学校業務の忙しさだけではないでしょう。これに歯止めをかける根本的な改革を望みます。多文化共生社会を進展させるために、学校における国際教育・国際理解教育は必須です。
学校の中で、他の単独教科の研究会に対して、この「国際教育研究協議会」は、教科を特定せず、多様な教科の先生が結集しており、教科横断型の研究ができる場所なのです。まさに、総合的な学習の流れを引き継ぐ探求学習こそ、自己の在り方生き方を考えさせることで、生徒の変容を期待できる領域なのです。全国各地の先生たちは忙しいなかも必死に現場で研究をしています。この場で先生たちの発表の場をつくり、その発表をたたえ、全国の先生たちが共有するという基本に立ち返ることこそ、参加者が増えるきっかけとなるでしょう。
全国国際教育研究協議会が教科横断型研究会として再び組織拡大に転ずるように願っています。(元全国国際教育研究協議会 事務局長 斉藤宏)

















