国際開発ジャーナル社社長 末森 満 氏を悼む

特定非営利法人全国国際協力協会
顧問 矢田部 正照
NPO法人全国国際教育協会理事 末森 満 氏を悼む
国際開発ジャーナル社社長が今年(2024)3月33日にご逝去されたと、一月遅れでしたが訃報をお聞きし、驚きと共に故人にはJICA勤務時代からお世話になった者の一人として気力が萎える思いが致します。
故人には、15年前当協会が全国国際教育研究協議会(全国際研)を母体とした法人組織の設立にもお力添えをいただきました。特に、末森様には、我々教育に携わる社会とは異なる別組織の経験者であり、井の中の蛙になりがちな当協会を別な視点から何かとご指導・助言をいただきました。また、当協会の理事として大役を務めていただきましたが、役員一同、誰もが頼りにし、「困ったときの末森さん」でありました。
振り返れば、故人とは、私がまだ現役で「全国際研」の事務局等を仲間と担当していた時代、三井ビル内(?)の事務所で、JICA広報課長として敏腕を振るわれていたのを思いお越します。その時代には、故人の理解もあって、JICAとの連絡調整や現役組織(全国際研)との連携事業としての海外研修や出版物刊行、大会支援等々海外移住事業団から国際開発事業団(現JICA)に整備統合された時期でもあり「全国際研」も何かと改革が迫られた時期でもありましたが、常に、国際理解教育や開発教育に対して、ご理解とご支援を頂き大変お世話になりました。
また、故人がJICAを退官後は、先にも述べましたように当協会法人組織の設立にも携わり理事として国際理解教育の推進につき何かとご指導いただきました。これも、総務課長時代からのお付き合いと国際理解教育や開発教育の推進を十二分認識されていたからと推察致しております。これも、現役時代からのお付き合いを大切にされた本人のお人柄の賜と改めて感謝致しております。
また、この度は、故人が、社長を務めた「国際開発ジャーナル社」から、当協会を代表して50有余年にわたる私を中心とした国際教育の発展経過を掲載する準備をかつての同僚であった金子さんに依頼されました。その原稿が完成したところで故人となられたようです。因縁を感じますが、私にとりましては感謝の一言に尽きます。
長い間ご尽力いただき有難うございました。どうか安らかにお眠り下さい。
令和6年6月    合掌

末森氏の2022年の講演会を収録したyoutubeと当時の講演の様子です。ご覧ください。

末森氏を偲ぶ会の日程がきまりました

末森満さんを偲ぶ会(ご案内)

講演会(株)国際開発ジャーナル社 社長
末森満氏テーマ「国際協力と地方創生」

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