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いよいよ本格化した格安SIM活用でIT化を推進するため
2回目のスマホ活用研修会を実施しました。
2015年5月総務省がSIMロック解除の通達をだし、ここから本格的に日本でも格安SIMの活用が始まりました。
格安SIM(SIMフリー)を持つ理由アンケート
「SIMフリー」のスマートフォン使用者が「SIMフリー」携帯を持つ理由(複数回答可)
月額の利用料金を減らす 63.3%
長期の契約を避ける 31.5%
わからない 19.0%
海外で使う 9.5%
その他1.8%
2016年7月までの3ヶ月平均(引用:comScore MobiLens )
このアンケート結果をみても、63.3%が月額の利用料金を減らしたいことが一目瞭然です、高いのです。
菅官房長官による携帯電話料金は4割下げられる発言
2018年8月27日のニュースですが
菅義偉官房長官は、8月27日午前の定例会見において、「携帯電話料金は4割下げられる余地がある」という発言を行いました。人気取りとも思われますが、明らかに高い携帯電話料金は、少しでも低くしてもらいたいものです。
平均値では、キャリアに払う月々の平均値は7000円程度で、キャリアを脱出し格安SIMに乗り換えると3000円程度で抑えることができます。
キャリア契約の縛りから2年は逃げられない
それだけでなく、キャリアによる契約の縛りがあります。2年、3年と解約金が高いため続けなくてはなりません。しかし日に日に科学の進展とともにITは発展し、1年もたつとガラッと状況が変わり、良いものが出てくる時代です。2年、3年と長期の契約はリスクでしかありません。
カケホーダイも10分が標準になってきました
また、格安SIMで心配なのが、通話時間です。キャリアどうしなら家族などカケホーダイのサービスがあるからです。長電話の人はここで思いとどまってしまうのですが、格安SIMにおいても10分カケホーダイのサービスが定着してきました。
しかも、一度切ればまたかけなおせばよいので結局誰にでもカケホーダイになります。
スマホのアプリにはたとえば9分でアラームを鳴らすこともできるので、アラームが鳴ったら、とりあえず切り、かけなおすか。話を10分以内で終わらせる癖をつければ通話料の追加はありません。
格安SIMイメージとしくみ
「SIMフリー」や「SIMロック解除済み」スマホを用意すれば格安SIM業者を選ぶだけで、毎月のスマホ代を3割から4割安くすることができるのです。格安SIM業者はキャリアから電波を借りて消費者に使ってもらうことで、キャリアは空き電波がお金になり、格安SIM業者はインフラ維持なしでスマホ事業に参入でき、両者にメリットがあるから格安で商売ができるのです。
プラチナバンドが受信できるか、電波形式はあっているか確認すること
注意しなくてはならないのは自分のSIM端末がどこのキャリアの電波を受けられるようになっているか調べておかなくてはなりません。都会では至る所にアンテナがあり、どこでも電波をけられるのですが、地方ではそうはいきません。短い波長の電波ほど直進性が高く、山や森などがあると、電波が途切れてしまうのです。そこで、各キャリアともプラチナバンドという800メガから900メガの電波をほしがるわけです。そこで、元からインフラを作ったドコモは「フォーマ」という名称のプラチナバンドを全国津々浦々に持っている有利さがあるのです。
そうすると、もともとauで作られた端末では、電波形式も、プラチナバンドも違うためau系の端末や格安SIMは気を付けないと、田舎で通信ができないことも起こります。今使っているスマホをキャリアでSIMロック解除してもらっても、au系だとau系の格安SIM業者のSIMしか適合しない場合も出てくるので注意が必要です。
表を見るとキャリアがどのバンドを使っているかわかります。ドコモのバンド6とバンド19がフォーマプラスのバンドで、ドコモはこれがあるので、田舎でもつながるのです。一方auは3Gの通信方式はCDMA2000でドコモやソフトバンクが使っているW-CDMAという世界で広く運用されている通信方式と違うためたとえSIM解除にしても、VoLTEに対応していないと、通信方式の違いで使えない場合が出てきます。au端末を使おうと思っているかたは注意してください。(斉藤宏)