エルサルバドル共和国の大使館を訪問して
2018年2月15日(木)の午後
矢田部理事長、内田副理事長、関常任理事、高田常任理事、豊田事務局長の5人は、高田常任理事の紹介で、エルサルバドル共和国の大使館を訪問した。
マルタ大使より、午後3時から1時間ほどお話を伺った。 先ず、矢田部理事長から、当協会について簡単に説明させていただき、マルタ大使からは、普段はどんな活動をしていますか?
という質問があり、各高校に留学生を紹介し、派遣してその母国の説明等をしているとお答えした。
大使からは、グローバル教育とは、具体的にどんなことをされているのか、また、話せる英語が必要であり、今日の日本の英語教育では、子ども達は話せるようにはならないのではないかと言う指摘があった。
関常任理事からは、日本国も新教育課程では、小学校から英会話を導入し、話せる英語を目指すことになっていることを説明した。
また、旧来の外国語教育は、中国や欧米からも、書物を通して外国文化の導入を図ったため、読む外国語が重視され、話す外国語は重視されなかった事を説明した。
現在、エルサルバドル人は、130人~140人が日本国内に滞在している。 エルサルバドル共和国の建国時には、勤勉な日本人移民を多く欲しかったと大使は言われた。
現在も、エルサルバドル共和国は、親日的である。 両国の取組みは具体的にどんなことがあるでしょうかという質問に、防災、火山、地震等の対策を日本に学ぼうとしているとのこと。防災工事は国土交通省と、防災教育は文部科学省とともに進めている。健康についても、看護師の育成や救急看護の方法を学ぶこと等、協力を進めている。また、消防士の教育を進めること、数学や科学を発展させたいと考えているとのことであった。
スポーツの導入が治安維持につながる
治安の維持については、スポーツを導入してその向上を図りたいとのこと。ベースボールの普及を考えている。柔道は交渉中である。
東京パラリンピックでは、卓球、ボッチャ、陸上の参加を目指しており、初めてのメダル獲得を狙っている。
エルサルバドル共和国の平均標高は800メートルであり、雨期と乾期がはっきりしている。4月は雨期でも傘を持つ習慣は無く、国土は緑が多い印象である。乾期になると様相は一変する。
今日頂いたコーヒーは、貴国産のものですかと聞くと、そうですと言うお答えがあり、コーヒーはエルサルバドルの輸出品となっている。
会談後、役員間で、大使を5月の全国国際教育研究教議会の総会か夏の大会にお招きし、自国の紹介をしていただければ、良い国際交流になるのではないかと話し合った。
(豊田岩男記)