港区白金台にある台北駐日経済文化代表処で、教育組長の林世英氏(リンセイエイ)と教育部主事の黄聖明氏(コウセイミン)と高校生の交流について話してきました。 代表処とは、中華民国(台湾)の日本における 外交の窓口機関です。民間の機構ではありますが、実質的には大使館や領事館の役割を果たしています。
台湾での修学旅行による交流については、2003年に本格実施が始まったそうですが、台湾の高校500校あまりの内257校で5割を超える高校が実施しています。生徒人数としては9391名が参加しているということでした。相互交流として、日本側からは254校生徒は24212名ということでした。、日本の高校の数は5000校を超えますから台湾の高校の10倍あることから比較すると、いかに台湾が日本との交流を強く進めているかがわかります。ちなみに次に交流を進めているのは韓国で約1000人が実施しているそうです。
台湾からの修学旅行は6泊が標準で、日本の修学旅行より長く、様々な体験型のプログラムを実施しています。富士山、そば作り体験、温泉、北海道スキー体験等たくさんあります。しかし、最も効果的なのは、日本の学校との交流イベントだそうです。語学ができなくとも、心はつながり、それがその後の成長に効果を現しているそうです。台湾側から和歌山、新宮での学校交流では本当に人の全くいない日本の自然に触れて驚いたという話もお聞きしました。その後、大阪のUSJに行き人が大勢いる日本を見て安心したそうです。そのような体験も高校生にとっては日本を知るきっかけになるようです。2002年の本格実施前にテストケースで来られた学生さんは、日本での体験から、日本文化を学びたくなり、日本の大学に留学したそうです。海外修学旅行が学生に変容をもたらしていることが理解できます。
日本側からの台湾でのプログラムにも、ホームスティをはじめ、台湾での農村体験、学校交流イベントなど多様なプログラムを用意できるということでした。写真にも表示してありますが、熊本県立大津高等学校の修学旅行体験の後の文集なども見せていただきました。生徒の思い出などを見ると、異文化体験がその後の成長に効果を現していることが読み取れます。
また、台湾では、第二外国語の人気度では、日本語が1番だそうです。日本語学習熱も上がっているとのことです。
いかがでしょうか。とても近い異文化体験として台湾は興味深いデストネーションになると考えています。
どのように、コンタクトを取ったらよいかわからない場合は、私たちにメールでご連絡いただいても構いませんし、
直接今回訪問した駐日経済文化代表処の教育部主事の黄聖明氏(コウセイミン)にご連絡ください。
黄聖明 教育部主事 edusir@mail.moe.gov.tw
電話03-3280-7837
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